龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

円安にノーリアクション

ということで、下げから入りました今週の日経平均ドル円相場は先週後半から大幅な円安に振れているんですが、日経平均は16000円台に戻した後はずっと下がりっぱなしです。

ちょっと前までの株価は、パブロフの犬みたく円高なら下がり円安なら上がりと為替相場に右往左往していたものですが、一時に比べ大幅といっていいほど円安な113円台まで円が戻ってきているにもかかわらず、株価が無反応なのは何ででしょうか。やはり目先の為替動向で左右できないほどに世界経済の先行きが深刻な状況になってきているのを誰もが実感し始めたからではないでしょうか。欧米の中央銀行が、これでもか!というほど市場に資金を供給し続けているにもかかわらず、欧州を中心に金融機関の資金繰りの逼迫は続いています。キャリートレードによる投資のために円安相場を演出というのが、従来の円安のひとつの要因だったんですが、欧米の金融機関の資金不足を円の借り入れで何とか凌ごうとするための手段というのが、今回の円安を説明するものとして適しているのではないかとか思っています。
今はまだ投資の時期ではない、というか市場から資金を引き上げより安全なところで資金を運用して嵐を凌ぐのが、個人投資家としては賢明な判断のような気がします。*1

*1:空売りでぼろ儲けのチャンスでもありそうですが、そんな度胸も技術も持ってないしなぁ