龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

前々から疑問なんですが

 ナンキンがどうたら日中戦争がどうたらと、70年近く昔の話にやたらむきになるブログとかサイトがいまだに多くみられます。確かに歴史の検証も大事だとは思うんだけど、ナンキンでの日本軍の蛮行を証明したところで、今となってはそこで亡くなった人の遺族とかを探すことさえ困難になっています。さらに日中政府の取り決めで、すでに賠償問題とかも片がついておりいまさらそれが事実だったとしても何の行動にも結びつくものではありません。つまり日本人にとってみればごめんなさい日本は昔悪いことしました反省します、というところから一歩も前に進むものではないわけです。
 逆に中国から見ればそういう動きがあるということは、日本人はもっと反省したいのか、それなら態度で示せ、誠意を見せてみんかい、と日本からいろいろな援助を引き出す口実になります。まあ逆に、中国人の言っていることは大げさすぎる実際調べたらそんなことはなかったよといったところで、日本人は過去の歴史を否定するのか、反省がない、もっと金よこせ、ということになるわけですが、こちらの動きは日本にとっては中国人から言いがかりをつけられ金をぼったくられるのを防ぐ意味ではメリットがあります。つまり前者の動きは中国にとってメリットがあり、日本の国益から考えるとマイナスの行為なわけです。
 いやこれは人類にとっての正義というものを追求する行為だなんていってみても、とっくに終わってしまってどんなに追求したところで中国政府以外に利益を受けるものがいないわけですから、傍目には中国政府のためにやっているようにしか見えません。人類の正義とか大義とかは、可哀想な収監されたままの法輪功の臓器強制摘出予定者やチベット新疆ウイグル自治区漢人から迫害を受けている先住民族武装宗教勢力に虐殺されるイラク人や終わりのない内戦の続くソマリアスーダンの民衆や中国政府によって北へ送り返される脱北者に対してこそ使ってほしいと思うわけです。
 で、なんでそんな実りのないことのために一所懸命になるのか、そこが疑問だったわけですが、これはどこからか何らかの見返りがでてるんじゃないの、アクセス数に応じてキックバックがあるんじゃないの、反日アフィリエイトみたいなものが存在するんじゃないの、とか妄想してみたりしてもいいですか。