龍神沼の自由帳

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韓国メディアウォーズ

米国産牛肉:暴力デモを報じないKBS(上)
米国産牛肉:暴力デモを報じないKBS(下):CHOSUN ONLINE
韓国ではただいま米国産牛肉輸入解禁を出汁に、旧政権寄りのテレビ局や無料タウン誌ネットのオーマイニュース等のマスメディアと、「朝鮮日報」「東亜日報」「中央日報」という韓国三大クオリティーペーパーとの間で激しい報道合戦が続いています。ノムヒョンたんが大統領の座を離れようやく政府による3大紙イジメが終わりわが世の春が来ると思ったところで、左より人脈に支配されたテレビ局やネットによるBSEへの恐怖心を利用した扇動工作による現政権揺さぶりがはじまったわけです。今いちこの工作の目的が読めないのですが、効果は抜群、あおりに弱い暴れるのが大好きな韓国国民は、わけもわからずこのお祭り騒ぎに大挙参加、たぶん別動部隊の工作だろう石油値上がりに反対する輸送労働者の港湾封鎖騒ぎとの相乗効果で、韓国はこの経済危機のさなかもうグダグダです。新聞対テレビ、新聞対ネット、幾らまともなことを言っても通じない韓国国民が馬鹿なのか、既に韓国では新聞が世論に影響力を持つ時代は終わったのか、3大新聞側は本丸まで攻め寄せられる有様で敗色濃厚でございます。
この騒動の真相は、旧政権時の不正を追求されないように、ノムヒョン残滓が騒乱を起こすことで先手を打ったんじゃないでしょうかね。今頃裏では、旧政権時代の不正追及をやめればこの騒ぎを収めてやってもいいよなんて取引が行われてるんじゃないですか。

28日夜にKBS第1テレビで放送されたメディア批評番組「メディアフォーカス」。冒頭の「暴力をめぐるダブルスタンダード」と題した報道では、警察がデモ隊によって暴行される場面の写真を掲載した朝鮮日報東亜日報中央日報の1面を緊迫した音楽とともに映し出して始まった。続いて、3紙の「光化門、法は死んだ」「占領された太平路」などといった記事タイトルを取り上げ、「過激な見出しでデモ隊の不法行為と暴力を強調した」と批判した。デモ隊がハンマーを持った写真(中央日報23日付1面)、デモ隊が警察のバスによじ登り、旗を振る様子の写真(朝鮮日報同日1面)も紹介された。
対照的に京郷新聞とハンギョレ新聞の関連記事に対しては、「衝突や緊張の高まりなど暴力性を強調するより、双方のにらみ合いの状況を説明することに集中した」と友好的に伝えた。同番組は京郷新聞の記事を紹介しながら、「デモを暴力として眺める歪曲された視線を分析し、大多数のデモ隊が非暴力を維持しようとした点を説明した」と伝えた。デモ隊の暴力行為に焦点を合わせた報道は事実の歪曲だというニュアンスだった。番組では放送各社による関連報道に対する分析は全くなかった。