龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

ロンドン軍縮会議以降の艦艇建造

 ロンドン軍縮条約で主力艦以外の艦艇にも規制が及んだことによって、海軍では条約の埒外にある艦艇によっていくらかでも対英米に対する軍事力の劣勢を挽回すべく、各種艦艇について検討を行った。その結果、将来的に空母化することを前提にして排水量10000トン以下速力20ノット以下の艦を、水上機母艦潜水母艦・高速給油艦*1として建造することになった。また600トン以下の艦艇については、武装、速力等の制限もなく無制限の建造が認められていた為、その可能性について多面的な検討がなされることになる。

*1:これらの艦は公式には特務艦として計画されており、速力20ノット以下の規定のほか武装防御搭載機等に関しても条約上の制約があった。