団塊の世代がビジネスチャンスとか、団塊の世代後の技術の継承とか、2007年問題とかいろいろいわれてますけど、団塊の世代がいっせいに定年退職した後、誰もが次の職を簡単に見つけられるかというとまあそんなことはないでしょう。団塊の世代っていったってたいていの人は事務職とか営業職の仕事についてるでしょう。継承が必要な技術職とかほんの一握りで、あとは派遣社員とかフリーターでも務まるような仕事にしか就けないでしょう。つまり団塊世代は、再就職のときまでも競争が付いて回るということです。ということは再就職したくても職がないから失業保険の給付を受けないとやっていけない人が大量に出るということで、2007年問題とは実は、失業保険の原資が不足するということが問題になるのかもしれません。
また、団塊世代で経済的に余裕があるのはほんの一握りで、そこをターゲットにした商売がいろいろと話題になっていますが、結局富裕階層を対象にした商売ということで、大きなビジネスチャンスではないと考えられます。
