龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

2007年問題についてもうちょっと

 言われているところの団塊世代の大量リタイヤによるによる2007年問題、ないなんていってますがホントはありました。つうかすでに終わっている問題でがんす。つまり団塊世代が職場の第一線から外れ始めたのはここ10年ぐらい前からでありまして、その影響が頻発する産業施設での事故とか設計・製造段階での瑕疵による欠陥工業品の多発さらには西宮で起こったJRの事故のような、中堅世代の層の薄さを、経験の不十分な若年世代で補うことによる弊害などに現れているわけです。
さらに第一線はリタイアしても組織に団塊世代は残っているわけですから、現場での人員不足をカバーするにしても、団塊世代はきっちり年功序列によって高額になった賃金を給付されているためその負担が重く、新規雇用者への人件費に金をかけられないわけで、それが派遣社員だのパートタイマーだのに対する需要の拡大につながっているわけです。
 ということで、現場レベルでの人材不足って言う奴はすでに終わった問題なわけです。まあ警察とか消防とか自衛隊とか簡単に低賃金での人材の供給というのができないところはありますが、それは局所的な問題でありしかも予測可能な問題でもあるので、もののわかった人がいればあらかじめ対応可能なことであり、実際自衛隊においては予備役的な制度が拡充されています。
 結論じみたことを言うと、2007年が目前に迫って2007年問題を話題に取り上げるって言うのは、すでに終わってしまった対処済みの事故がこれから起こるぞ対策を採れって言うことに等しく、どこかの誰かが何らかの意図の下に騒いでいるとしか考えられないわけです。
どこかの誰か→痴呆公務員および一部の国家公務員、あと交通安全協会とかの利権団体とか政府や地方自治体の外郭団体。