龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

もちろん

何の係わりもあるわけないけど、自分の記憶の中で小泉をどう思ってきたか、だらだらと書いてみよう。
まず最初に小泉の名前を認知したのは例のYKKがらみである。あの頃は加藤たちとつるんでいる騒がしいだけの小物*1で、3人の中でも一番下っ端と感じていた。何かにつけて目立ちたがってたような気もするが、あんまり印象に残ってなかった。まああの3人自体、3人でスクラム組んでも小沢一郎一人の存在感にたちうちできていなかったから、それはしょうがないことかもしれないが。その後は反旧田中派ということのみを前面に打ち出し、郵政民営化*2のことばっかりわめいてるタカ派の政治家として認識していた。
初めて小泉という奴がその存在を自分の中で主張したのは、田中真紀子*3がかつて凡人、軍人、変人の争いと評した、故小渕首相が選出された総裁選のときである。あのとき小泉は旧竹下派の内部抗争みたいな総裁選に勝ち目もないのに首を突っ込み、大嫌いなはずの旧竹下派の本流ともいえる小渕氏の当選に結果として手を貸してしまっている。あの頃龍神沼は自自連立政権を支持していたから、小沢と手を組もうとする故梶山静六氏に勝って欲しいと願っていた。それ以降、小泉は嫌いな政治家の筆頭に*4上がってきた。龍神沼は今でもあの時、小泉と小渕氏周辺との間で何らかの取引があったものと思っている。
そんなこんなで小泉が首相になったときもまったく期待してなかったんだが、自民党の人材不足と経済環境の変化が小泉長期政権に手を貸してしまったんで、ことあるごとにしゃしゃり出て貧弱な発想と言葉でコメントを放つ小泉を、いつも苦々しく思いながら見ている。
まあ小泉が首相になって、自分に変化をもたらしたものもある。それは小泉がいる自民党を敗北させるために選挙に行くようになったことだ。

*1:今でもその思いに変わりはないんだが、何しろ首相になっちまったもんだから

*2:これが反田中派につながっているのはいうまでもないんだけど

*3:彼女も小泉とその後大きく係わりを持つことになるんだが

*4:一時森前首相に抜かれたけどね