中国製工業製品の耐久性というか信頼性については、依然として疑問符をつけざる得ない状況が続いている。実体験でもいろいろ被害を蒙っているし、なにしろ保冷用の単純な性能の製品で護衛艦を撃破戦闘不能にする威力を誇っているし。これが日本の企業が中国で現地生産しているものならまた話は違ってくるが、中国ネイティブの企業の製品に関しては壊れるのが当たり前、どこまでその機能を保つか、あるいは最初から想定されている性能を発揮できないとか、購入自体がギャンブルとなっている。比較的厳しい検査が行われているはずの日本への輸入品でさえこのざまなんだから、当然中国では遥かにひどい状況に陥っているはずである。*1かつて日本では電化製品やその他いろいろな製品を、まだ使用できるのに捨てて新しいものを買ってしまうという使い捨て経済が話題になったことがあるが、中国の場合なら壊れ捨て経済といっていいような低信頼性の工業製品が市場に溢れていると推測できる。使い捨て経済ならば捨てたものも中古品で再利用できるが、壊れ捨て経済ではもはやゴミとして捨てるしかない。まさに資源と労働力その他諸々のリソースの無駄遣いが国家的規模で、しかもGDP世界第3位らしい*2超大国で起こっているわけだ。つまり中国は世界から資源を買い集め、それをわざわざゴミに換えて自国の国土をゴミ溜めにして荒廃させ、さらには世界にゴミを輸出しまくって地球をゴミ箱にしてしまおうという壮大な愚行を絶賛展開中なのだ。中国の更なる経済発展＝地球の有用なリソースの濫費、中国及び地球のゴミ溜め化ということ。中国のおかげで世界の景気回復とか喜んでる場合じゃない。これはまさに、今そこにある危機そのものなのである。
