③計画

昭和12年、ワシントン・ロンドン軍縮条約の失効に伴い、日本海軍は無制限下で艦艇の設計建造を行う自由を取り戻した。その最初の建艦計画に当たるのが、③計画(昭和12年度海軍補充計画)である。この計画において海軍は戦艦2隻大型空母2隻を含む70隻を超える多数の艦艇を建造することになる。艦種別にその計画を列記する。

戦艦2隻　45000t級戦艦　主砲50口径40㎝連装砲4基8門　副砲零式50口径12.7cm高角砲連装10基20門　基幹出力16万馬力　最大速力32ノット　航続距離18ノット18000km　艦名　大和　武蔵
大型空母2隻　25700t級攻撃空母　搭載機84機　89式12.7cm高角砲8基16門　機関出力16万馬力　最大速力34ノット　航続距離18000km　艦名　翔鶴　瑞鶴
大型巡洋艦2隻　18000t級重巡洋艦　主砲55口径20cm連装自動砲4基8門　98式10cm高角砲連装8基16門　機関出力15万馬力　最大速力34ノット　航続距離18ノット18000km　艦名　阿蘇　浅間
軽空母1隻15800t級支援空母　搭載機48機　89式12.7cm高角砲4基8門　機関出力6万8千馬力　最大速力29ノット　航続距離16ノット14500km　艦名　日進
練習巡洋艦2隻　11200t級練習巡洋艦　主砲60口径15.5cm3連装砲2基6門　89式12.7cm高角砲4基8門　61㎝4連装魚雷発射管2基8射線　機関出力11万馬力　最大速力30.5ノット　航続距離18ノット18800km　艦名　香取　鹿島

続く