まず相手戦力の自由な移動を阻止する。兵站を破壊する。敵中に進出、拠点を確保する。一方で自陣から着実に制圧面を拡げその部分から相手を確実に排除する。拠点を敵中に孤立した様に見せ掛け、相手からの攻撃を誘う。進出拠点では防衛戦に徹し、相手戦力をそこに集中させる。空中機動で相手後方に戦力を送り込み退路を断つ。拠点からと相手後方からとで挟撃、包囲殲滅する。相手正面戦力を壊滅させた時点で、相手後方拠点への長駆侵攻、制圧。国軍、国連軍による武装解除の目途がついた時点で撤兵。
平時から、敵の戦力･戦術の分析、侵攻手順の研究とか、侵攻用の戦力の手配、軍需物資の備蓄などは、軍隊である以上準備していることは間違いない。常に臨戦態勢であるから、有事直ちに行動に移行できるものと思われる。どこにゴールをおいているかで、戦い方は変ってくる。アフガン･イラクの戦訓は直通で流れているだろうし、対ゲリラ戦装備についても最新のものを提供されているだろう。米国と事前にシミュレーションもしているだろうから、今回は鉄板だと思いたい。
