龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

600トン級水雷艇のその後の経緯

 600トン級水雷艇は12隻が建造されたが、結局のところ当初計画されていた艦型の拡大は条約の失効および戦術面での変化を受けて実現されること無く終ってしまう。昭和12年に起こった第二次上海事変では、600トン級水雷艇はその低喫水と使い勝手のいい性能により、大陸沿岸部から長江下流において存分に活躍している。また太平洋戦争に於いては、トラックやマリアナ、また南方資源地帯において、各根拠地に配備されその高機動性を活かして、船団護衛や潜水艦掃討作戦等で戦果を上げている。