龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

江戸幕府に習うワークシェアリング

まず同業他社を御取り潰し、自社のシェアを大きくする。冗長性を持たせた組織作りで突発的な機能停止に備える。事業はできるだけ下請けに任せ、何も仕事のない飼い殺し状態で構成員の雇用を守る(本体構成員に仕事をさせると費用対効果の面でマイナス、つまり経費の持ち出しになる場合が多いため)。実務は一部の優秀な人員に権限を集中させ、主に彼らの仕事によって組織は維持されることになる。自前の構成員は能力的に劣るものが多くなりがちなため、より効率的且つ効果を上げるよう、常に組織外から新しい血を取り込むためのシステムを裏ルートで作っておく。もっとも肝心なことは、実務的な部分のトップに門閥閨閥で上がってきた人間を置かないこと、及び実務に余計な声が入り込む隙を作らないことである。