ベトナムの株式市場の回復振りが凄いんですが、やっぱ中国から逃げ出してベトナムに工場を移転する企業が多いからでしょうか、とかありえない。世界の貿易が縮小している中で、ベトナムの加工貿易だけがそれを逃れているとか絶対ない。ただ単にベトナムの株式市場の暴落が他のエマージング諸国に先んじていたから、株価の調整が先に済んでいるだけのことです。んで、ベトナムくらいの市場規模だと株価の操作なんて簡単にできる。エマージング市場の回復という演出をやるとき、ベトナム市場を先行指標として使っているわけです。デカップリング論の復活とか一部で言われていますが、市場規模を考えろ、いいたいことはそれだけ。ベトナム株式市場の雲行きが怪しくなったらアラートです。
