不良債権なんて怖くない、だってとっくにゾンビだし

中国の銀行はもともと国営企業への貸付や農業関係への貸付などの政治的要因による不良債権や、賄賂というかコネというか連綿と続く人治主義の弊害によってもたらされる不良企業への貸付によって積み上げられた不良債権によって、既に半身不随の状況に陥っているところが山ほどあるわけですが、そこに加えて今度の世界恐慌による不景気や株価不動産価格の暴落でばったばたと融資先が潰れまくっていて、自由主義経済国家ならとっくにご臨終って感じの銀行ばかりになっています。その半死状態の銀行に向って中国政府は、不良債権なんか恐れずどんどん貸しまくれって号令をかけているわけで、そりゃあ国家が経済の統計数字から銀行の不良債権額から失業率まで全て管理している共産党独裁国家だからできる荒業ですね。もちろんここで不況克服に失敗したら国が潰れてしまうという覚悟はできてるんでしょうけど、巻き添えで日本に億単位の難民が流れ込んでくるとかは武力に懸けてでも御免蒙ります。