龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

アメリカ復活とかわけわからん話

なんでもアメリカの低金利の資金が新興国市場に大量に出回って、セカンドインパクト新興国大発展、ドル高でドル復活アメリカの信用不安解消とかいまいちよくわかんない。
まずエマージング市場が大発展、ないでしょ、資源の制約で発展にブレーキって言うのが今目の前で起こってるのに、今から原油価格が40〜20ドル台に戻るとか考えられますか?これからの新興国の方向性としては、環境重視、農業重視、国内格差の是正、行き過ぎた工業重視政策の見直し等の方針を持たなければ国が潰れるでしょう。いまさら金利差による利益の収奪を目的とした資本の流入とか放置していたら、待っているのは国家崩壊ですよ。
っていうかドルキャリーの原本となる資金とか、借金漬けのアメリカのどこを探したら出てくるんでしょう、前提としてドル高で世界の資本がアメリカに還流というのがあるんだけど、たぶんそれは毀損したアメリカ金融資本の穴埋めに使われるだけでしょう。クレジットクランチの傷を国際金融投機でぼろ儲けして回復しようとか、そんな虫のいい話が通用するのでしょうか。
大体その前に、アメリカの不動産不況で発生する逆資産効果アメリカ経済に与える影響について、軽く考えられすぎてるんとおもいます。不動産不況が収束するまで、アメリカの金融資本の損失は拡大し続けていくというのにね。