龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

日韓の底流に流れるもの

 まずはこの記事を読んでいただきたい。 【コラム】女たちの韓日関係 朝鮮日報 当然日本向けの記事であり、韓国国民の目に直接触れることは無いだろうがこんな一節がある。

反対のケースもある。歴史・領土問題が起きた時だ。罵り言葉こそ使わないものの、「野望」「侵略」「忘却」「妄言」など頭の中にある強い表現を総動員して記事を書く。このように激しい表現が飛び交うのを記者たちも好んではいないが、自らそれを合理化したところで「国民感情」には逆らえない。

これを日本駐在の親日的な記者の考えと見るか、韓国において高度な知的水準を持つであろうジャーナリストの一般的な考えと見るかで、表層的には反日を国是と為すが如き韓国への視点が大きく変ってくる。龍神沼は後者と考える。
 一般民衆に較べより多くの情報を得る機会がありまたそれが仕事の範疇に入るジャーナリストは、日韓の歴史的関係や韓国政府の内情、一般民衆の動静からマスコミによる情報操作など日韓関係を動かすほとんどの情報を掴むことができる。その情報を合理的理性的に整理すれば、現在の日韓の対立関係というものが韓国支配層が歴史的に持つ侮日感と日本の繁栄に対する嫉妬心、そして倭寇や文禄慶長の役さらには近代の韓国併合を縦糸に、韓国の内政における反日を核としたポピュリズム政治と対日外交において反省好きな日本人に対して優位性を保つ為の反日政策*1を横糸にして造られてきたものであることにたどり着くのはたやすい。さらに彼らは今日の韓国の繁栄の基礎を築いたのが日韓併合時代であり、その時代韓国は日本によって搾取されていたのではなく、日本の国庫からの大幅な持ち出しにより発展のためのインフラの整備を受けていたことも知っている。真実の報道を尊ぶジャーナリズムの精神に悖る反日報道は、一部の政治勢力と結びついた権力志向グループを除く多くのジャーナリストにとって、大きな良心の葛藤をもたらしている。その思いが上に抄出した一文に表出したとするのは、決して穿った考えでは無いだろう。
 この記事が日本版のWeb記事だから発表できるのだろうかと考えたとき、そうでは無いだろうと龍神沼は判断する。朝鮮日報は現在反盧武鉉政権キャンペーンとでも言うべき言説を発し続けている。対する韓国政府も、朝鮮日報に対し政府マスコミ発表への取材制限や、強制税務調査の行使を行っており、両者の対立はいずれか一方の全面敗北によってしか終らないだろうというところまで来ていると思う。その局面において敢えて日本に対しての親和的記事を書く、これは朝鮮日報が自暴自棄になっているのでなければ何らかの戦術に基くものであるはずだ。その戦術がどのようなものであるか今のところ想像がつかない。
 妄想混じりで考えると、金大中盧武鉉政権時の反日政策の誤りに対する批判から入り、その反日政策が北朝鮮と軌を一にしたものであり水面下で両者につながりがあったこと、そしてそれが結果的に韓日関係を悪化させ韓国の国益を損ない北朝鮮の利益につながっていたこと、さらに北朝鮮金大中盧武鉉のつながりを暴く資料もしくは証言など、それは盧武鉉政権の崩壊につながるような決定的なものだろう。盧武鉉政権が反日を軸として朝鮮日報批判を始めたとき、金大中盧武鉉政権時代に工作された政権に致命的ダメージを与える日本絡みの不正に関する情報が*2浮かび上がってくるのではないだろうか。・・・・・・ヽ(´ー`)ノ
 

*1:韓国は日本の軍国主義の犠牲者である云々

*2:たとえば大統領選挙用の資金が日本経由で北朝鮮から提供されたとかね