龍神沼の自由帳

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【記者手帳】東京で耳にした「韓半島をめぐる怪談」 朝鮮日報

 半島ネタばかり続きますが、いまあそこでいろいろと東アジアの将来にかかわってくる動きがあるみたいなので注目してるわけです。

最近の中国の動きは「金正日キム・ジョンイル)以後の韓半島朝鮮半島)情勢をにらんだもの」という説がある。

 よく知られていることだが、韓半島情勢の将来像について日本は、「現状維持」がもっとも望ましいと考えており、次いで「韓国による統一」、「中国の衛星国化」、「北朝鮮による統一」という順になっている。「北朝鮮による統一」に現実性がないとすれば、日本にとって最悪のシナリオは「中国の衛星国化」ということになる。

 そして中国が今、このシナリオが「最悪」ではないということを日本に納得させ、理解を求めるべき、何か差し迫った理由でもできたのではないかというのが、先の説だ。

このあるのかどうかよくわからない半島シナリオについて考えて見ます。
 ここで最近の中国様と韓半島を巡る動きといえば、第一に高句麗が中国の地方政権だったというあれ、東北工程と言う奴、この動きの延長線上で考えるとぼんやりと見えてくるものがあります。北朝鮮にとって中国は最大の支援者であるからといって、自国のアイデンティティーを売り渡すようなことをプライドの高い金正日が許すはずは無い・・・筈だったんだけど、北朝鮮サイドから中国の動きに対しての表立った反発は見えません。それどころか朝鮮独立運動の聖地白頭山を古来からの中国領土として既成事実化する中国の動きにさえ無反応のように見えます。
 ここで一発仮設なんですが、現在の北朝鮮の国土はかつての高句麗領域にほぼ一致します。そして現在でも中国の東北地区には朝鮮人自治区があります。金正日はジリ貧状態の北の国家運営を放棄し、中国にそれを委ねようとしているのではないでしょうか。中華人民共和国高句麗自治区アメリカとの緩衝地帯としたままで北朝鮮属領化し、コントロールする。この場合南北が統一するには、韓国も中国の属領となるか、中国から北を奪い取るかしなければならんでしょうけどそれは無理だろうし。そして今現在韓国は、日本ともアメリカとも関係最悪、このままいけばいずれは韓国が日米と中国の間の緩衝地帯になるのが期待できます。現状では北朝鮮の存在が中国にとっては喉に刺さった小骨のようなもの、それが取れた上で軍事的には韓国が間に入る為負担がかからない。北朝鮮属領化も、南北統一のコストに較べればはるかに安くつくでしょう。何しろ2004年の中国の一人当たりGDPは韓国の約10分の1の1490ドルでしかないんだから。しかも北朝鮮復興のお金出すの日本の予定だから、中国様の腹痛まないし。これ最悪最強のシナリオ。