龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

レバノン今この辺

 ブログ界の極北にある辺境のここだから、ぶっちゃけ憶測のみで書いてみます。ヒズボラもバックのイラン・シリアもかなり追いつめられています。イランなんかもう核開発勝手にやっちゃうからね、なんて本末転倒の脅しなんかかけたりしています。本来自分とこにかかっていた核開発に対する圧力をそらす為にヒズボラに手を出させたのにね。でヒズボラもココまで本気でイスラエルが攻め込んでくると思ってなかったみたいで、つうか国際世論が本気で止めに入ってくれなかったんで、このままでは組織が潰されるとこまでやられるとようやく気がついたみたいです。
 そこで今回打った手がこれ、自分たちが無差別にロケット弾攻撃を続けていることは棚に上げて、民間人のそれも無力な子供たちを犠牲者に仕立て上げて、その辺に敏感な国際世論を動かそうっていう作戦です。イスラエルの発表を鵜呑みにするわけじゃないですけど龍神沼の想像では、まずカナから派手にロケット弾で攻撃をかける、イスラエルの注意を向かせたところで、付近住人に、この辺は危険だからと、ここは国連の関係者に連絡しているから大丈夫だからとか説明してあらかじめ用意していたビルに避難させる。そのビルを、それまでロケット弾攻撃の拠点として使い、イスラエルに目を付けさせておいてからね。もちろん子供たちを重点的に集めておくのは忘れずにね。ふつうだったら子供は一番に危険なところから避難させるでしょう。既にイスラエルが付近に何度も空爆をかけているのにそのビルから逃げ出さなかったのは、あらかじめそこが安全だと説明されていたからでしょう。そして目論見どおりイスラエルの爆撃がそのビルに向けられて、世界中がイスラエルを避難、とりあえず48時間の空爆停止になっているのが現在。
 しかしイスラエル地上軍部隊は動きを止めていません。ヒズボラがロケット弾攻撃を中止していない以上、イスラエルが攻撃を中止することはないので、このままではヒズボラは窮地に追い込まれたままです。次に彼らが打つ手は、依然としてイスラエルレバノン侵攻を支援する姿勢を保っている米国の在外民間人へのテロ行為だと思われます。自分的には、なにがあろうとヒズボラに対して機会を逃さずこのまま断固たる措置を採り続け、中東和平から不安定要因を取り除いて行くべきだと、米国、イスラエルに望みます。
 なんのかんの言って、もともと最初はハマスイスラエルに対して生存権を認めないって突っ張ったのが大元の原因であること、今戦いをやめてもまた元の木阿弥になるだけでなんの解決にもならないこと、つまりイスラム原理主義者の考えが変らない限り問題はいつまでたっても積み残されたままなわけです。