知り合いが*1退職金の前払い分を株に突っ込みました。ライブドアショックを軽く乗り越えて相変わらず堅調な株式相場ですね。このまま団塊世代の老後資金を飲み込んで更に上がり調子で推移していくんでしょうか。石油相場、イランの核開発問題、中国の資源がぶ飲みの非効率的な経済発展と国内格差の拡大、中台問題、南シナ海の日中対立問題、アメリカの貿易・財政赤字、外的不安要素がてんこ盛りの中、株式投資に人生かけるのはいかがなものかと、折込済みのリスク管理ができているんなら別にかまわないんですがね。
それにしても賃上げだなんだと景気のいい話ばっかり聞こえてきますけれど、国民の内のどれだけの割合の人がその恩恵に預かっているのやら、少なくともうちの業界は完全に素通りされてるんですけど。どうも国際的に資源争奪戦の局面を迎えているんではないでしょうか、円安が続いて輸入原料に依存しているうちの会社なんてもうフラフラ状態。いつまでも価格に転嫁できない状況が続くと、会社の存続にもかかわってきそうです。しかし金利を上げるとアメリカもすぐ金利上げるし、国内でもいまだに金融緩和を維持しろなんていう声多いしで円安状態から抜けきれないし、そのうちいっせいに価格転嫁する企業が出始めてハイパーインフレ始まるんじゃないですか。まあ政府は財政赤字が縮小できて良いだろうけど、年金頼りの老後を送ろうなんて思ってる人には厳しい未来が待ってたりして。
