三景艦ってありましたけど、あれの主砲32センチなのに仰角10度しかなくて射程は9000メートルに足りないんものでした。でかい主砲は積んでますが発射速度超遅くて、艦のバランスが悪いためにほとんど使えなくて、日露戦争の頃には低速なこともあり2線級以下の扱い、なくても困らない程度の存在でした。そんな役立たずに活躍の場をってことでその32センチ砲を改造、仰角を大きくとって射程距離を大幅に延伸、旅順港及び要塞砲撃に使用するっていうのはどうでしょうか。着弾観測は野戦電話をとりつけた熱気球で、電信で艦に着弾位置を通信して照準修正って感じで。それで泡を食った旅順艦隊が砲撃阻止のために出港したら主力艦隊で迎撃、ロシア艦隊は港にいても出撃してもどっちにしろ打撃を受けるというお得な展開。また着弾観測地周辺を野戦築城して守りを固め、観測妨害を期して出撃してくる要塞守備隊を返り討ち、三景艦リサイクルで第三軍も第一艦隊も大損害を被らず、後々の展開も楽になるんじゃないのっていうお話でした。
