龍神沼の自由帳

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株式とは虚の貯蓄

ということで、バブルが始まる前とたいして株価が変わらない日本は、国富的な部分でサブプライムリーマンショックの影響を一番受けていない。
国富に占める株式時価総額の比率を時系列でチャート化し、日米欧中で比較してみると、たぶん面白いことがわかるんじゃないの。そして、株価がずっと低迷したままなのに世界2位の経済規模を日本がキープしているということで、日本経済にとって株価というのはそう重要なものではないことがわかる。逆に言えば日本以外の国は、株価の上昇による資産効果で経済がかさ上げされているということもわかるだろう。
日本の株価が他国に較べて戻りが遅いのは、日本にとって自国経済における株式市場の重要性が他国(特に米国)より低いからだろう。日本においては、一般国民にとって株価の低迷は他人事なのである。401Kでの株式投信の占める比率も、一部で*1期待されたよりも遥かに低いしね。

*1:もちろん外資系の投資機関です