龍神沼の自由帳

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去年、株価はいったん14000円台まで戻した

そしてリーマンショック、実際にはそれは予測された事態であり、その時点まで株価が上昇していたのは、それがミニバブルだったから。今年も世界的に株価は戻してきているが、世界的な実需不足は解消されるどころかより悪化している。もちろん日本においてもそう、8月のスーパー売り上げの大幅な落ち込みとか、決して無視できる材料ではない。その中で過剰流動性をもとにしたバブルが世界的に起こっているわけで、ある意味これは各国中央銀行による垂れ流し政策と各国政府の財政出動による官製バブルではあるが、決してバブル自体を中央銀行や政府が保証しているわけではない。実需の伴わない株価上昇とかいつ逆方向に向ってもおかしくない、そして現実を理解しようとしないものが最後に泣くわけである。特に新興国は危険だ、上がり方が急なら下がるときも歯止めが利かない。ベトナムの株価を見ればよくわかる、去年アジアで一番株価を下げた国が今年は一番上がっている国になっているわけで、そのあいだ特にベトナムの政策が変わったとか市場環境に大きな変化があったとか聞いていない。株式市場の規模が小さな国だから、根拠のない期待が動いた結果としてこうなっただけなのだ。