龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

お風呂の話

大石センセのところで、日本人がなんでお風呂好きなのかって話がでてましたけど、やっぱり禊ぎというか斎戒沐浴というか古来から身を清める習慣を持っていたのが、生活にゆとりが出るほどに習慣化してしまったのが原因でしょうね。昔は河原に穴を掘り水を貯め、河原の石を焼いてそこに放り込み即席露天風呂を作るなんてことがあったそうですが、これは修験道の人の潔斎が一般化してしまったんでしょうか。昔のお銭湯は戦国末期から江戸時代初期までは蒸し風呂がほとんどだったそうで、それから湯船併設の蒸し風呂に変わり、それから今のようなでかい湯船のお風呂に替わっていったとか。田舎では戦後まもなくまで、洞くつ風の室を使った地域共同運営の蒸し風呂が瀬戸内などを中心に各地に点在していたそうです。
そういや旅館風の日本式スパが、北欧のほうでちょっとしたブームになっているとか昔見たことあるなあ、これもひとつの文化輸出ってやつですかねえ。そろそろ日式旅館はわが国起源とか言い出す国が出てきたり。