龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

鈴木明って亡くなってたんだ

1969年リトルリーグ世界大会で、それまでほぼ無名だった台湾選抜チームが優勝しました。うろ覚えですが、このチームは高砂族の少年達を中心としたチームで、それまで野球がそれほど盛んでなかった台湾は全島を覆う野球ブームが起こり、それがいまの台湾野球の礎になっています。確かそんな話を書いたのが鈴木明、タイトルは「ああ台湾 郭泰源たちのふるさと」だったと思います。
アパッチ野球軍のTV放映は1971年、週刊誌への連載は1970年・・・、ネットって情報がいろいろ転がっているようで、案外そうでもないですね。実家に帰ればたぶん本はまだあったと思うんですが、さすがに20年以上前に読んだ本の内容は詳しく思い出せませんね。高砂族の村に赴任した旧台湾の師範学校を出た教師が、当時差別的な扱いを受けていた高砂族の少年達を野球を通して成長させていく話だったと思うんですが。その頃まで台湾で野球が盛んでなかったのは、旧支配者である日本人が持ち込んだスポーツだから、つまり敵性スポーツだったわけです。台湾も蒋介石時代は反日教育を続けていましたから、蒋経国に代替わりしてからそれまでの反日教育をやめたんだっけ、経済的にはずっと日本に依存してたんだけどね。
探せば多少は出てくるものですね。紅葉野球チーム