龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

福岡空港で小芝居鑑賞

本日東京へ帰るため福岡空港に行きまして、3階レストラン街で名残りのラーメンを食しておりますと、突然店内に関西弁が響き渡りまして、ふむふむラーメンがまずいとな、わざわざ大阪から来とる、ゆうてみたら遠路はるばるのお客様に対してこのラーメンの味はなめとんちゃうかワレ、ええか大阪かてうまい博多ラーメンなんぞなんぼでもあるんや、それが本場の博多のラーメンがこんなくそまずい味とか、ええから謝れ、博多ラーメンを作っとるラーメン職人さんみんなに謝れ、なんやワレ、反省がたらんわい、大阪湾より深う反省せんかい、とやしきたかじん泉州弁が上品に聞こえてしまうような吉本新喜劇テイストのネイティブな関西弁がヒートアップしてまして、店内をぐるぐるとサラウンドしとります。そらお兄さん、確かにこいつは不味い、ここのラーメンは九州の空の玄関口で食わす博多ラーメンとしては福岡県人として泣いて謝りたいレベルの味ではあります。麺は中途半端に細くてゆで方もなんか中途半端、麺にスープがちっともなじんどらんし、またスープも平板な味でコクとゆうか深みがないし、とんこつスープのギトギト感も無いという、作り手の主張が何にも感じられないやつで、業務用の一斗缶をそのまま使ったかのような代物、定食でついてきたご飯もなんかごっちご飯ぽくて辛子高菜無しでは、「御免、完食無理」ってやつ、でその辛子高菜もビリビリっとこないぬるい味、こら!われええかげんせえよ、客なめとんのか、博多の思い出にラーメン食うたろうっていうお客様にたいしてこの味は無いやろ、これやったら屋台ラーメンとかうまかっちゃん食っとるほうがよっぽどましやんか、とかラーメン食いながら内心うなずくとこもあったんですが、そら兄さん、こんなとこで食べるもんに味とか期待したらあかんでしょう。高いテナント代はろうてたかだか700円ぽっちのラーメンとか本気出して作ってたら脚出ますって、うまいラーメン食べたいんやったらちゃんと事前に調べてそれなりのお店いかなあきまへんって。名物にうまいものなしとかいいますけど、あれは名物の名前に釣られてよくわからんままそこらのしょうもない店にはいるから外れを引くだけの話、うまい物喰いたかったらそれなりの努力と出費は絶対必要ですって。