龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

円高資源安

ドルが87円台、原油価格は40円を切りそうなところまで低下、株価はとりあえず底を打って反転し始めたかのように見える。欧米は超低金利政策をとり始め、市場にはお金がじゃぶじゃぶ、っていうかじゃぶじゃぶ状態は去年の10月ぐらいからずっと続いてんだよね。で、今年中盤までそのジャブジャブがコモデティ市場に流れ込んでたんだけど、結局相場を崩壊させてしまった。まあじゃぶじゃぶといっても低金利中央銀行から金借りてるだけの話で、借金は借金返さなきゃならないんだが、実際のところ借りた金は溶けて消えて返すあてないのにますます金を借りなきゃならない状態が続いている。しかも借り手の数は、実体経済のいっそうの悪化に伴いどんどん増えている。中央銀行の貸してる金は、結局借金の返済に使われて、返済を受けたほうもまたその金を借金の返済に使い、という感じでぐるぐる回った金は結局大本の貸し手である日本に還流してきて円高が進行する。日本の貿易収支が悪化してるとか言うけど、貿易外収支で積み上がってる黒字は円高とあいまってとんでもない数字になってるんじゃないだろうか。しかし日本は世界から物を買わない、海外への投資も積極的じゃない、金のある企業も個人も資産が積み上がるのをただ抱え込んでるだけ。このままじゃ世界経済はジリ貧が続くだけだな。
まず日本の株をどんどん買って株価を倍増させ、そこで生まれるバブルを海外投資に向けて、世界中の優良企業や優良資産を日本の傘下に治めるって言うのはどうだろう。今の日本ならそれやれるだけの経済実体があると思うんだが。