龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

新ボクの401K EP039(がんばれ!愛称:DC底力)

掛金額累計(円) 総資産評価額(円) 評価損益(円)   前日差(円)
   2,793,675     2,371,994   -421,681      -48,987
運用タイプ   商品名              資産評価額(円) 評価損益(円)  前日差(円)
国内債券型   野村国内債券インデックスファンド   648,460       -164     -942
国内株式型  DC・ダイワ・バリュー株・オープン  1,723,534     -256,864    -48,433 
 日経平均を1株と見なした持ち株数(200.8株 前日差 +1.7)
ダイワ運用係数+45.89) 前日差に+72.84円相当
11月7日日経平均 8,583.00円 前日差 −316.14円

3連勝でだいぶ戻しました。いいよ、いいよ!
ところで最近やたら強気の人が増えてきたようですが、龍神沼は株価はもっと下がると思ってます。どこまで下がるかは神のみぞ知る、ですが、おそらく6,000円台までは確実に下がるでしょう。日本一国の話なら決してそこまで下がらない、というか現在の株価自体が異常値なんですが、世界経済に目を向けたときおそらく来年の夏ぐらいまでに、もうどうしようもなくアメリカの消費が駄目になってしまうでしょう。アメリカ人は今までクレジットで消費をしまくっていたんですが、それがいろんな要因で与信がなくなってしまうため、クレジットでの買い物が不可能になることがひとつ、もうひとつは住宅の新築に伴う家具やら電化製品やらの新規購入、これもアメリカの消費を押し上げていた大きな要因だったんですが、新築住宅の着工件数が住宅不動産不況の中で中古住宅(ていうか質流れ住宅)が大量に供給されているため大幅に減少し、それに伴う新築住宅関連の消費も大幅に減少していることです。このことは現在のところまだ健全であるアメリカの内需関連の企業の業績がこれから大きく悪化することを意味します。それに加えていつ健全化するか見当もつかない金融産業(クレジット関係の企業はこれから更に業績が悪化します)、アメリカの株価は来年以降も上昇する要素はほとんどなく、ダウはおそらくこれから一年余りで5000〜4000ドルあるいはそれ以下まで下落することになると思います。
このようにアメリカの経済状態が悪化するということは、中国を筆頭にアメリカへの輸出依存度の高いアジアのエマージング諸国も当面経済の回復が望めないということになります。そして日本アジアアメリカで三角貿易をやっている日本もまた輸出産業が低迷することになります。エマージング経済の復活に期待を掛けている人も多いと思いますが、彼らに投資できる国が、もはや日本と一部の産油国ぐらいしかいないという現実があります。すでにアメリカは自国の生き残りで精一杯、EUは東欧やロシア、その他エマージング諸国に投入した資本が大きく焦げ付いておりこちらも青息吐息、ていうか状況はアメリカの金融産業よりもひどい状態で、もちろん投資どころか資本の回収で必死です。日本も産油国も海外投資ではここ一年で莫大な損失を出しており、余力はあるもののよほどのことがなければエマージング市場に資本を提供することはないでしょう。つまりエマージング市場は自力更生を強いられているわけで、経済発展どころか現状を維持するのさえ難しい状況といえるでしょう。
ぶっちゃけ八方ふさがりです。金がなければ経済が回らないわけで、実際世界に金はない、あっても今は損失を恐れ安全なところでじっと抱え込んでいる、まあ何かよほどの技術革新とかなければこの状態が10年ほどは続くんじゃないですか、ていうかこれから経済が糞詰まりになってにっちもさっちもいかなくなるだろう中国が、台湾とかロシアとか日本に対して冒険的政策をとることになるんじゃないでしょうか。そうですね、株を買うんなら重工とか川重とかIHI、日産もそうだったかな、その辺が美味しいんじゃないですかね。