タクシン元首相にタイ最高裁が逮捕状：AFP BBNEWS
親中派というか、中国の代理人として中国べったりの政策をとっていたタクシンですが、一度はクーデターにより権力を奪われていたものの、いつの間にか復権というのが既成事実となりかけていました。ところがそこに逆風です。何をあせったのか知りませんが、ネパールの親中政権による王制廃止、これはどう考えても馬鹿ですよね、王制なんて形さえ残しておけばなんとでもその影響力を封殺できるのに、政権とって間を置かずに王家断絶とか、いずれは騒乱の火種となること間違いなしです。対外的にも影響は大きい、ていうか、歴史を誇る王室を擁するタイ人に与えた衝撃はかなりのものだったと思います。このまま親中国派を放置しておけば、今でも華僑に支配されている経済だけに留まらず、政治的にも中国人に支配され最終的には国民の誇りである王室さえも失ってしまうことになるのではという危機感が、タクシン派政権の排除に動いたと考えても間違いないと思います。
日本もこれを他山の石とせず、中国による日本国内での影響力の拡大という現実について真剣に考えたほうがいいでしょう。既にタクシンみたいな親中政治家が、福田をはじめてんこ盛りにいるんですから。
