中国と北朝鮮の体制崩壊に一番効くのは、コモディティ相場の高騰であることがだんだんはっきりとしてきた今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
北朝鮮はもう終わっちゃったみたいですね、韓国の政権が替わったことで食糧支援が途絶え、麻薬を売った金ぐらいでは追いつかないほど輸入食糧が高騰、さらに農業生産に欠かせないエネルギー資源は中国様に恵んでいただくしか手に入れる方法がないとなったら、*1秀吉に包囲された鳥取城状態、無条件降伏か枕を並べて飢え死にか、とまでは行かないだろうけど、いよいよ大幅な譲歩をして国際社会に復帰する必要に迫られていますね。人道支援が結局のところ役に立たなかった今までの経験から、ここは心を鬼にして北が折れるのを待つしかないでしょう。
中国は、南部での米作が凶作だったらオリンピック前ぐらいに食糧暴動が頻発することになりそう。元高で国際収支もやばくなるし、食糧とエネルギーの輸入で溜め込んだドルをかなり吐き出すことになるんじゃないですか。
中国が食糧危機になった場合、一番の問題は行政機構が腐敗しきっているため、必要とされるところに食糧がいきわたらないことでしょうね。輸送によるロスもあれば、企業と結託した役人に掠め取られることもあるだろうし、買占め売り惜しみはそこらじゅうで発生するしで、おそらく内陸部では深刻な食糧不足になるでしょう。しかし中国もここまで経済発展しなければ、こんな目に遭わずともすんだんじゃないのって*2、これを持って過ぎたるは及ばざるが如しっていうんですか。
