龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

箇条書き諸悪の根源はコンビニかも

1)一般消費財の価格決定権を握ったのは実はコンビニが最初。売場が限られているコンビニだからこそ、一品でも商品が導入されたら大きな売り上げを確保できる。で仕入れ価格がメーカー間の競争によりどんどん低下、それがコンビニの親会社のスーパーにも波及した。で、食品メーカーを中心に利益が出せない環境が定着した。
2)年中無休のコンビニの営業形態が、日本の労働環境を悪化させた。昔は、っていうか20年位前までは、スーパーの三箇日休業は当たり前、週一回の定休日も大体において守られていた。それがコンビニ対策を名目にいつの間にかほとんどの大手スーパーは年中無給が当たり前になった。さらに24時間営業のコンビニに対抗するためスーパーの営業時間も延長され、今ではPM10時〜11時まで営業が普通になりつつある。当然そんな夜間に働かされる労働者が増大、これも労働環境の悪化の一例となっている。
3)コンビニの増加に従い、中小の小売店が次々と休廃業に追い込まれている。これは日本の労働力需給の弾力性を失わせ、さらにシャッター商店街が増えることで地方の活力をも失わせている。
4)24時間営業の弊害として、特に地方においてコンビニが飛行の温床となっている。
5)コンビニの全国規模のオペレーションが、地方の独自性の消失・画一化の進展に影響を与えている。
6)リスカのしっとりきなこを切って、パッチもんのギンビスの染みきなこをPBで導入した7/11は万死に値する。
7)あと、コンビニの行過ぎた鮮度管理がその他小売業界に波及し、弁当をはじめ大量の廃棄食品が出ており、省エネ省資源に逆行している。
われわれはそろそろ便利は正義であるという思考から脱却しなければならない。コンビニが提供する便利が日本人の生活様式を破壊している。コンビニにこそ規制の網をかけ、野放図なコンビニの営業形態の拡張をストップさせなければならない。