龍神沼の自由帳

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一コンビニ利用者として(お菓子編)

生活圏の中にまともな生鮮食品量販店を持たないという、駅前3分圏に居住する東京都民として考えられない不便をこうむっている龍神沼です、こんにちは。今回は、ほぼ毎日のようにコンビニで買い物をしている生活者として日ごろ考えていることを、文章にしてまとめてみようと思う。
まずコンビニで商品を選びながら思うこと、菓子類がなんでこんなに割高なんだ、しかも量が少ない、そして年寄りが好みそうな古臭いじゃなくてベーシックな奴がやたら多い、それも専用商品になってる。コンビニの利用者は単身者が多いから、生鮮品なんかだったら量が少なくてもわかるんだけど、お菓子なんてそんなのものが傷むわけで無し、健康な、普通の食欲がある人ならあんな量じゃすぐなくなってしまうし全然物足りない。最初にこのコンビニのお菓子問題について考えてみよう。
量の問題
(仮定1)コンビニ業界が利用者の健康を考えて、糖分とかを取り過ぎないように一袋の量を少なめにしている。
(考察)これはジョークで書いてみた。
(仮定2)利用者に一度に食べる量がそんなに多くない子供とかお年寄りが多いから、量が少なめになっている。
(考察)お菓子なんて腐るもんじゃなし、残ったらゴムで縛って置いておきゃいいだけの話だから、これもあんまり考えられない。
(仮定3)一袋当たりの単価を100円台の手ごろな価格に収めるため量を少なめにしている。
(考察)利用者に子供とかも多いし、手ごろな値段だと買い上げ点数も増えるだろう。しかも利益率はたぶん非常に高く設定されてる。というかコンビニという業態の特質として高く設定できる。
(仮定4)一袋当たりの量が少ないからすぐなくなることで、結果購入頻度来店頻度を高くできる。
(考察)コンビニなんてたいていは通勤通学の経路にある奴を利用してるんで、来店頻度が高くなっても利用者は余り苦痛を感じない。結果的に利用者の出費が増えるんだけど、一袋当たりの単価が低いから、あまり出費を抑えようとか考えない。
いろんな種類並んでるように見えて商品のバリエーションが意外と少ない。
(仮定1陳列スペースが無い。
(考察)コンビニの売り場はスーパーと違って背が低い、陳列棚の高さが1.5メートルぐらいしかない。たぶん万引き対策で低くしてるんだと思う。
(仮定2)商品管理が楽だから。
(考察)商品の注文はは電子発注だし、大手コンビニではデータ管理もしっかりしているから、多品種の売り場でも簡単に管理できるはず。
(仮定3)一品種あたりの回転率を高め売り場効率を良くするため
(考察)コンビニ利用者は、主婦がスーパーを梯子して少しでも安い商品を探すなんてことはしない。基本的にそこ一軒だけで買い物を済ましてしまうことが多いから、仮にほしい商品がなくてもそれに類似したものがあれば代わりにそれを購入してしまう、駄菓子程度のものなら特に。売り場効率が良くなれば利益率も高まる、利用者の選択の機会を奪って利益の追求を図ってるわけだ。
専用商品(プライベートブランド)のお菓子が多い
(仮定1)専用商品なら無駄な経費が省けるから安く提供できる。
(考察)実際購入してみるとわかるが、専用商品でもかなり割高感を感じる。
(仮定2)コンビニとして他社と差別化をはかり、独自のオリジナリティを持った商品を共同開発し販売したい。
(考察)専用商品として売っているのは、たいていの場合コケが生えるぐらい昔からあるベーシックなお菓子がほとんどである。オリジナリティはダサいデザインのパッケージングにぐらいしか現れていない。
(仮定4)専用商品を作るとコンビニの利益が大きくなる。
(考察)専用商品をコンビニで取り扱ってもらうと、製造者はある程度確実な売り上げを取れるというメリットがある。ただその代償として製造会社はコンビニに対してロイヤリティみたいなものを払い込まなければならない。それも売り上げに応じてではなく、一回商品を採用するごとに決まった金額がコンビニ(この場合はコンビニの本部の管理会社が受け取る)に支払われる。そしてコンビにはたいていの場合四半期に一度商品の見直しが行われるので、そのとき専用商品も見直しが行われ、製造業者の入れ替えがある。つまり四半期ごとにロイヤリティが新たに払い込まれるわけで、もううはうはもんである。しかも専用商品は利益率を非常に高く設定できる、つまり製造業者から通常よりもだいぶ低い価格で仕入れることができるんだから、専用商品を売っているコンビには笑いが止まんないわけである。
結論、コンビニで買い物するのは極力そのとき必要なものだけにしようね。あと公共料金とかの払い込みとか、銀行からの引き落しだとか、宅配便の手配とか、コンビニの便利な機能はどんどん使ったほうがいいよ、あれはいってみたらコンビニが客寄せのためにやってるサービスみたいなもんだからね。

※上記のエントリはすべてが事実に基づいたものということではなく、かなりの部分が龍神沼の想像上の産物です。いわゆるフィクションの一種としてとしてお楽しみください。