龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

日本人は小さくなっている

 最近電車に乗ったり繁華街を歩いたりするときに見る若者たち、なんか小柄な人が多く目に付きます。芸能界なんかでもミニモニとかみたいに小さい人が多いように感じます。最新の調査では日本の子供はそれまで身長が伸び続けていたのが止まって、今の子供たちは横方向に体型が広がっているそうです。
 これは生物学的にいうと、将来的な環境の激変に備える為生存コストの低い体型に変化していこうとしているっていうことです。まあ蝗が個体が増えすぎたとき飛蝗に変っていくのと似たようなもんです。その体型の変化の中でも最近顕著に現れているのは胴長型の増加です。これは統計にも現れているんですが、最近の中高生は以前と較べて座高が高くなっています。つまり腸の容量が増えてきている表れなんです。なんで腸が増えるか、それは肉食の比重が低くなり消化にコストのかかる雑穀類等を使った食事が増えてくるのを、人間の生存本能が予測しているからです。爆発的に増え続ける地球人口が将来的に食料の全面的な不足につながること、可耕地の比率が低い日本国土において、穀物飼料をほぼ輸入に頼っている日本の畜産業は世界的な食糧不足の中では将来的に成り立たなくなること、そして一億2千万の日本人の食をまかなう為には耕地の有効利用が欠かせないこと、つまり稗や粟など消化に負担がかかる雑穀類がいずれ米と共に日本人の主食になることを日本民族の生存本能が予測しているからこそ、日本人の体型が小さく胴長に変化しているわけです。
 また少子化についても同様のことが言えます。江戸時代日本が養えた人口は3000万人をちょっと超えるくらいで、江戸中期からはほとんど増減無しで明治時代までその人口が維持されてきました。これも日本人が本能的に無理なく日本の養うことのできる人口というものを感知していたからこそ起こった現象です。今起りつつある少子化現象も、いろいろな理由付けがされていますが、実は将来的な生存環境の変化に備えたものかもしれないのです。
 
 全部デマカセデスガネ